■SDGsについて皆さんと共に少しずつ学びを深めています。今回は SDGsがどこに向かって今、動いているのか?を学んでいきます。
■ビジネス分野の現状は?
現在、SDGsは、それぞれの企業が経営戦略の中に SDGs を据え、個々の事業戦略に落とし込むことで、持続的な企業成長を図っていくことが重要であると言われています。
また、企業が本業を含めた多様な取組を通じて SDGs 達成に貢献する状況を、国内で醸成することが重要なのだそうです。
私たちに一体何ができるのだろう?
特に大企業と違い、中小企業ができる範囲は限られてしまうと思ってしまいがちですが、(私だけかな?笑)そうではないのです。
今のお仕事関連にて朝日新聞社様のご縁にて、 SDGsの資料を頂きました。記事にはこう記されていました。
地球規模課題や社会課題に企業活動が与える影響に対する消費者の関心の向上により、大企業を中心に経営層への SDGs の浸透は一定程度進んできたが、企業数でみると 99.7%を占める中小企業への更なる浸透が課題となっている。中小企業は、地域社会と経済を支える存在であり、SDGs への取組を後押しすることが重要であるが、まだまだ中小企業の取り組みレベルでは浸透の手間があり、進みが遅れているが、まだまだ伸びしろがあるところに希望と、これからの可能性が秘めている。(一部省略抜粋)
やはり、、、特に私のような個人で経営している者にとっては、直ぐに何ができるのだろう、、、なかなかできないのではないかと言う思考になりがちになります。
しかし、そうではなく、地域社会という括りもとても大切だが日常生活に根差したという括りで物事を考えると出来る事は山ほどあるのです。
会社で使うコピー一枚でも社内であれば裏紙を使い必要なものに必要な分だけ必要なタイミングで関わる。
蛍光灯一つからでも地球に無駄な二酸化炭素を出さない意識。
日常使う物はたくさんあります。
スーパーのビニール袋、プラスチックスプーン、ナイフ、フォーク、
食べ放題のご飯も(必要な分だけ取り、残さない) ^ ^などなど。
こう書いていると私たちはとても恵まれた環境の中で生活させて頂いているなと思います。
恵まれすぎて、今、世界で何が起こっているのか、地球が私たちに伝えてくれていることにしっかりと目を向ける事が重要だなと改めて考えを巡らせます。
今ここを見ることも大切ですが、先を見て様々な思考を働かせて今、何をすべきなのかを考えることが必要だなと私は思います。
この SDGsがどこに向かっているのか、それを紐解くためには、過去に遡る事も大切。少し、起源に触れていきたいと思います。
SDGsの起源はMDG s。皆さんはMDG sをご存知ですか?MDGsについては、また追々、皆さんと学びを深めていけたら嬉しいです。
今回MDGsを少しだけご紹介すると、、、MDGsは途上国の開発問題が中心で、先進国はそれを援助する側という位置付けであり、MDGsの一番初めに掲げられた極度の貧困の撲滅という目標については、極度の貧困に苦しむ人口の割合を2015年までに(1990年と比べて)半分にするという具体的なターゲットが掲げられました。
その成果として、極度の貧困に苦しむ人々の割合は、1990年には世界人口の約36%(約19億人を占めていたものの、2015年には約12%(約8.4億人)と、当初の3分の1 にまで減少し、MDGsの目標にてとても効果をあげたことが有名です。本当に素晴らしいですよね。
飢餓に苦しむ人たちを宇宙船地球号の一員として皆が意識して取り組み、上記のような成果を挙げたことは、私たちの意識が世界を変えるんだという証明になりました!
しかしながら、ここで大切な事は、発展途上国の問題だと言うことにすり替えないということです。対岸の火事にしてはいけません。私たち一人ひとりの問題なのだと思えるかどうか。特に先進国の私たちがどれくらい我が事として取り組めるかをさらに広げたものが領域もさらに広がって SDGsになったと捉えています。発展途上国の問題ではなく、地球全体の問題であり、私たち1人ひとりの問題なのだと意識できるかどうか。
今、様々なプロジェクトに関わる中で、若者たちが持続可能な社会というキーワードで新しいビジネスをたくさん企画している。
私もコモンズという立場で微力ながら、支援をしているが、
とても大切なことは、何かプロトタイプを作るもっと前の段階にて、例えばブレインストーミングの段階にて、持続可能というキーワードをいれながら問いを深めていくこと、ここから既に持続可能な社会がスタートしているのではないかと感じる。
その発想の上で、ビジョンを見ると改めて沢山の発想が出てくる。
ビジョン
「我々は、2030 年までに以下のことを行うことを決意する。あらゆる貧困と飢餓に終止符を打つこと。国内的・国際的な不平等と戦うこと。平和で、公正かつ包摂的な社会をうち
立てること。人権を保護しジェンダー平等と女性・女児のエンパワーメントを進めること。
地球と天然資源の永続的な保護を確保すること。そしてまた、我々は、持続可能で、包摂的
で持続的な経済成長、共有された繁栄及び働きがいのある人間らしい仕事(ディーセント・
ワーク)のための条件を、(中略)作り出すことを決意する。」
我が国は、このような持続可能な経済・社会づくりに向けた先駆者、いわば課題解決先進
国として、SDGs の実施に向けた模範を国際社会に示すような実績を積み重ねてきている。
日本の持続可能性は世界の持続可能性と密接不可分であることを前提として、引き続き、
世界のロールモデルとなり、世界に日本の「SDGs モデル」を発信しつつ、国内実施、国際協力の両面において、世界を、誰一人取り残されることのない持続可能なものに変革し、2030年までに、国内外において SDGs を達成することを目指す。
すべての人々が恐怖や欠乏から解放され、尊厳を持って生きる自由を確保し、レジリエン
ス、多様性と寛容性を備え、環境に配慮し、豊かで活力があり、格差が固定化しない、誰一
人取り残さない 2030 年の社会を目指す。
SDGs を達成するための取組を実施するに際しては、SDGs が経済、社会、環境の三側面を
含むものであること、及びこれらの相互関連性を意識することが重要である。
2030 年までに SDGs を達成し、経済発展と社会的課題の解決を目指す。
如何でしょうか?
皆さんはこのビジョンを見て、どのような発想、それも日常生活の中で出来ることはどんな事が思いつきましたか?
まずは、自分ができるところから、企業が出来るところから、地域ができるところから、国ができるところから。
行動こそ真実です。
また、学びを共に深めていきましょう!